笑 待 席

笑いはもともとうれしい時の表現で、面白いと思った時、意外性を感じた時、驚いた時などに人は笑う。その表情はさまざまだ。大声をあげる大笑いや爆笑があり、又、静かな微笑みは美しい。笑待席で、ごゆっくり笑って下さい。


おもしろ小噺bS

こばなし
その1

・「お母ちゃん、どうして僕だけ一人っ子なの?」
「おまえが、遅くまで起きてるからや」

・「お母ちゃん、どうしてうちは兄弟多いの?」「昔、近所に若い男が多かったの」


その2

・「あなたは、キリストですか?」
「イエス」

・ 「これは、狂言ですか?」
「ノー」


その3

「下敷きを貸して頂いて、ありがとうございました。」
「ナーニ、お礼なんていいよ。」
「いえ、シタジキ(親しき)中にも礼儀有りですから」


その4

ある部下が会社の上司に電話した。
「夕べ階段から落ちまして、お尻を打って痛くて歩けないんです。今日、会社を休ませて頂きます。」
「わかった。病ケツだな。」


その5

「お父さんが日曜大工で作ってくれた棚、落っこちましたよ。」
「おかしいな?ひょっとして、誰か物を乗せたんじゃないだろうな」


その6

ある人が飲食店でうどんを注文した。さし出されたうどんの鉢に、店のおばさんの親指がつかっていた。
「あの、あの、指が!」
「大丈夫ですよ。いつも慣れてますから。」


その7

柔道の'やわらちゃん'こと 谷 亮子さんが、試合前にある食堂でうどんを注文したが、ほとんど残してしまった。
「うどん、食べないんですか?」
「はい、好きなのは、一本だけです。」


その8

あるお店の店長、調理室へ行くと板前の姿が見えない。
「板前はどこへ行った。」
「私ならここにいます。」
「おいおい、あまりうろうろしないでくれ、板前はここにイタマエ。」


その9

「国会議員が汚職事件でつかまったけど、いったい何をもらったんだい?」
「はい、お食事券です。」


その10

ある若奥さんが、買い物に行った帰りに転んでしまい、新品のコンタクトレンズを道に落としてしまった。
夫に叱られているときに姑が帰って来た。
「何を騒いでいるんだい?」
「ああ母さん、こいつがまたコンタクトレンズを落としたんだよ。一つ2万円もするんだ。まったく・・・」
「男がケチなことを言いなさんな。落としたのがコンタクトレンズでよかったよ。もし本物の目玉を落としちゃったら、2万円出しても買えやしないんだから。」
(江川ひろしの話し方教室より)


その11
夜なきそば屋が屋台を引いていると、ある家の路地から、蚊の鳴くようなしゃがれた声がする。
「おそば屋さん、おそば屋さん」と老婆の呼ぶ声。
大きな声ではまずいのだろうと、そば屋も小さな押し殺した声で「はいはい。何でしょうか。」
「おそば屋さんも風邪引いてるのかい?」
(坂 信一郎のユーモア話術講座より)


その12

酔っぱらいが二人おりますとおもしろいもんですね。いろんなこと言うてひやかしておりますが、「アニィ、酔っぱらったなぁ。」
「そうやなぁ、酔うたなぁ、おい見てみい、向こうからアベックがくるで、あのアベック、いっぺんからこうたろか。」
「おもしろそうやな。」
「ええか、わしにまかしとけ。おーい、そこのアベック、おまえやおまえや、その横に連れとる女は何ちゅう顔しとんねん、よう見たら牛やら豚やらわからへんがな、悔(くや)しかったら、何とか言うてみい!」するとその連れの男が、「それみてみぃ、思うてんのん、わしだけとちがうやろ。」


その13

ある冬に沖縄へ行きまして、山の方へ行くとハブが出ると聞いた。現地の人に「ハブにかまれたら大変ですね。」と言うと、「冬は大丈夫、ハブは春しかかみません。」
「どうしてです?」
「スプリング、ハブ、カム。」


その14

貧乏で長屋に住むある男は、もう好きな酒を買う金もなくなった。女房の頭を見て「そうだ、その髪を売ればいい。」と女房の髪を売って、一升の酒にかえた。
早速、その夜、酒を飲んで、いい気持ちに酔った男は、ツルツル頭の女房がいとおしくなり、布団の中で二人でもぞもぞするうちに、「オッ、あと一合は飲める。」
(坂 信一郎のユーモア話術講座より)


その15

浮気者の夫婦がおりまして、いつものように一緒に寝ておりますと、奥さんが突然、「大変、主人が帰ってきたわ。」と寝言を言いました。
横で寝ていたご主人、びっくりいたしまして、自分の服と靴を持つやいなや、あわてて窓から逃げ出しました。
(三笑亭 夢丸著 新しいかくし芸アイデア集,有紀書房刊)


その16

アメリカによくある小噺。
あるレストランで客が、「困るじゃない、スープにゴキブリが入っているよ。」
「お客様、ご安心下さい。ゴキブリの代金は頂きませんから。」


その17

家の大掃除をしていると、一匹のネズミが走り去りました。
「キャッ、びっくりした。今のネズミ大きかったなぁ。」
「なぁに、たいしたことはないよ。」
「いや、大きいよ。」
「小さいよ。」
「大きい。」
「小さい。」
「大きい。」
「小さい。」
・・・・、二人で言い争っていると、さきほどのネズミが、「チュ-」


その18

「おじさん、すごく深い、大きな穴、掘ってますね。」
「うん、やっとここまで掘れたんですが・・・。」
「何で、そんな深い、大きな穴、掘ってるんですか。」
「誰かが、ここに深い大きな穴があると言うんで、掘ってるんですけど、なかなか出てこないんです。」


その19

ある老夫婦の会話。
「おばあさん、さっきうちの家に来た人、中村さんじゃなかったかい?」
「いいえ、おじいさん、あの人は中村さんですよ。」
「ああそうかい、オレは、てっきり中村さんかと思ったよ。」


その20

最近、携帯電話が普及いたしまして、また、マナーの悪い人も多くなりましたな。
電車の中なんかも、携帯電話はお切り下さいと書いてあるんですが、全く守られていませんね。
ある日、私、京都駅から近鉄で帰る途中、車内で携帯電話をかけている男がおりまして、これがまた、一見ガラの悪そうな人で恐い顔をしてまんねん。それにまた声が大きい。
「何やて、わかってるんか!何じゃ、ボケェ・・・」
エライ声で話してまんねん。もうまわり中、大迷惑ですわ。
「何ィ、ボケッ、せやから言うとるやろな。エッ、・・・」
一向に平気で、エエカゲンにせいと思いまっせ。誰か注意せなあかんと思いますが、相手はヤクザ風、まわりの人は皆、知らん顔ですわ。
私、こう見えても、正義感ありますねん、とうとう勇気を出して言うたった。
「コラッ、静かにせんかい、迷惑じゃ。」
ポーンと言うたった。でも、こんな大きな声じゃないですよ。こんな大きな声で言うたら、相手に聞こえますから、でも、言うたことは言うたんですよ。どれくらいの声かと言うと、これぐらいの声ですかね。
「・・・・、・・・・、・・・・。」
それでもまだ、相手は大声でしゃべってまんねん、今度は機会をみて、大声で注意しようと思ってましたら、電車は私が降りる駅の高の原に止まりまして、降りる時に、「よし、今や。」と思いまして「コラッ、電車の中で大声出すな。」と言うて、電車の外に出ると、相手はこちらを見て、睨(にら)んだのですが、その瞬間にドアーが閉まりました。
「ああ、やれやれ」とすずしい顔してたら、ドアーがまた開いたんですわ。血の気が、さぁーと引いてきまして「しまった、どうしよう。」とあわてました。そしたら、その男がこちらへ近づいてきました。私はびっくりして、とにかく逃げました。駅の階段を、必死で登りました。後ろを振り向く余裕もなく、とにかく後からあの男が追いかけて来そうで、息を切らして「ハァーハァー」言いながら、だんだん苦しくなってきて、「もう、あかん、誰か、誰か、助けて!」
あとはどうなったか、さっぱりわかりません。
「どうしたの、どうしたの。」なんか聞きなれた声がしてきました。うちの嫁さんの声や。はっと気がついたら、「あなた、どうしたの?きつ汗かいて・・・、恐い夢でも見たのかい?」

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まだまだ続きます。お楽しみに!
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